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interview report
Interview reports.
東京都豊島区, 観光課都市交流担当, 係長 井上 一
http://www.npoid.net/en/news/i2/view/246
date:2007/09/03 11:09
writer:qwer /
hit:439
2005年3月9日当協会理事長黄金哲也は東京都豊島区による外国人支援に関し、東京都豊島区観光課へ集材に行きました。今回インタビューを受けて頂きましたのは都市交流担当係長 井上一様でした。
理事長: 以前より豊島区では在留外国人への生活支援に対する関心が高く、18年ほど前から外国人相談窓口を設けていたとも聞いています。現在、区の行っている外国人向けサービスには具体的にどのようなものがありますか?
井上さん: まず外国人相談窓口では、区役所内には外国語サポーターとして登録されている英語・中国語・韓国語を話せる職員がおりますので、必要とあれば窓口まで派遣いたします。こちらでは、個々人のご相談に対して適切なアドバイスができるよう、区役所内の担当部署と連携をとりながら対応させていただいております。高度な専門的知識が必要となる場合にも、関連する各機関をご紹介するなどして、問題解決の糸口となるようなお話ができるよう努めております。
理事長: 一人一人のニーズに合わせてきめ細かい対応をされているんですね。一方で、区の方から積極的に働きかけていることや、提供しているサービスなどはありますか?
井上さん: はい。特に生活に直結するサービスに関しては、情報不足が原因で外国人の方が不利益を被らないよう様々な工夫をしております。例えば国保年金課では国民健康保険についてのしおりを多言語で作成しているほか、計画管理課でもゴミの出し方を多言語で説明したチラシを配布しております。
一方、外国人の方が日本語を習得する手助けになるよう、『日本語教室』という名前で区が日本語教室を開催しております。ご興味のある方は是非お問い合わせください。区内の学校では多くの外国人児童・生徒が在籍しています。外国人児童・生徒たちが少しでも早く日本の学校生活に適応できるように、日本語の通訳を初めとした日本語指導を行っております。
理事長: 時代の変化に合わせて行政も対応していく必要があるのですね。それでは今後どういったサービスが必要とされてくるのか、また行政としてその必要性にどうやって応えていくのか、具体的なイメージがありましたら教えてください。例えば平成17年度に向けて、どのような企画がありますでしょうか?
井上さん: まず具体的な企画という点では、各部署がそれぞれ検討している段階ですので、残念ながらはっきりしたことは今申し上げられません。今後必要とされるサービス内容を把握する必要性は私たちも強く感じており、豊島区の長期計画の中には国際化についての項目もございます。元々豊島区は国際化に力を入れてきた自治体であるという自負もございますし、現在もそういった姿勢に変わりはありません。
理事長: では、今後こういったサービスの提供を続けていく上で問題となっていることなどはありますか?
井上さん: この長い不況の影響で、外国人の方々に対するサービスに限らず、全体的にどこの部署も財政難の状況にあります。まとまった資金が必要となるサービスの提供は現実的に難しいと言わざるを得ません。もちろん、こういった状況下でも区の国際化は急速に進んできています。外国人の方々にも安心して住んでもらえる街づくりのために、関連部署ごとにそれぞれ工夫しながら対応しております。
理事長: では、その財政的な問題を解決するためにも、最近話題となっている民間との協働などはお考えですか?例えば、最近はNPOやボランティア団体などでも外国人のためにいろいろな活動をしておりますが、そのような人達と協力して、豊島区としての行政サービスを行う予定はありますでしょうか?
井上さん: 区民活動推進課では、今お話にありました民間との協働も含めて、新たな行政サービスへの取り組みを模索しております。当然、国際化に対する活動にも今後反映されていくことと思います。
理事長: 生活支援の枠を超えて、国際化に関するイベントなどをおこなっていますか?
井上さん: 毎年4月に開催されるバングラデシュのお祭りを豊島区が後援しています。前回はバングラデシュの大使がお見えになり、豊島区長も挨拶をさせていただきました。お祭りはおかげさまでとても好評だったようです。今後もこのようなイベントにはできる限り協力していきたいと考えております。
理事長: 生活支援の枠にとらわれず、様々な角度から区の国際化に取り組んでいるのですね。豊島区ではさらに自治体の枠を超えて、国外へ向けた援助活動なども積極的に行っていますね?
井上さん: はい。現在、区内の印刷業界と協力し、印刷段階で発生した残紙で製本化したノートや、ひきとり手のない自転車を点検整備して開発途上国に寄贈する活動を行っております。
理事長: 豊島区が外国人の生活支援に積極的であること、また支援活動に留まることなく、広い意味でのモ国際化モに取り組んでいることがよくわかりました。
それでは最後に、豊島区に住む外国人の方にメッセージをお願いします。
井上さん: 現在のところ、豊島区ではあまり目立つイベントなどは多くないのかもしれません。外国人の方の中にはもっといろいろなことを望まれている方も多いのではないかと思います。私たちもできるかぎりみなさまの要望に応えていきたいと考えておりますが、この不況のなか、豊島区は少子高齢化などたくさんの問題を抱えております。
地道な活動ではありますが、外国人相談窓口や『日本語教室』などの活動は今後も継続して行っていくつもりでおります。外国人相談窓口は区役所の正面玄関からもわかりやすい場所にあり、曜日によって言語の制限もありません。たくさんの方々に利用していただきたいと思っております。なお、案内板・表示板には英語・中国語、韓国語も併記しており、外国人の方が訪れた際にもわかりやすいよう配慮しております。
理事長: ありがとうございました。
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